こんなときどうする?

- . こんなときどうする?
- 0.1. もくじ
- 1. どこに相談すればいいか
- 1.1. とりあえず相談したいとき
- 1.2. 仕事を探したり、考えたりするのを相談したいとき
- 1.3. 仕事が過酷だったり、不安定だったりするのを相談したいとき
- 1.4. 家がない、帰りたくない、住む場所に困っているとき
- 1.5. 学校に行きたくない
- 1.6. とにかく生活するお金がないとき
- 1.7. LGBTQ+
- 1.8. そのほか恋愛もろもろ
- 1.9. ローカル編!
- 2. 同じような状況にある人たちの話をきく
- 2.1. 家族の対応がしんどい(ヤングケアラー、若者ケアラー)
- 2.2. 社会的養護のもとで育った
- 2.3. ひきこもっている
- 2.4. 学校に所属しているけれど、通学していない/いなかった(不登校)
- 2.5. 恋愛や自分の性のことでマイノリティの立場にある(LGBTQ+)
- 3. 奨学金などの若者用助成金
- 3.1. 教育課程における給付
- 3.2. 生活における給付
どこに相談すればいいか
地域ごとにいくつかの相談先があります。困りごとに合わせて、いろいろな相談窓口があるので、参考にしてみてください。
とりあえず相談したいとき

なんかしんどい。でも、どういう相談をしたらいいのかよくわらかない。

家族のこととか、仕事のこととか、お金のこととか、どれから、どこに相談したらいいのか、わからない。
そんなあなたに!

子ども若者総合相談窓口へ
概ね30代までの人の相談を受けつけているところです。家族とのトラブル、家がない、お金がない、借金がたくさんある、仕事がない、なんとなくしんどい、などの困りごとを受けて、使える制度の紹介や今後の解決にむけて一緒に考えてくれる人がいます。困ったらとりあえずここに行くとよいかもしれません。
18歳以下の人のためのチャットボットへ
概ね30代までの人の相談を受けつけているところです。家族とのトラブル、家がない、お金がない、借金がたくさんある、仕事がない、なんとなくしんどい、などの困りごとを受けて、使える制度の紹介や今後の解決にむけて一緒に考えてくれる人がいます。困ったらとりあえずここに行くとよいかもしれません。
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オススメサービス
18歳以下の人のためのチャットボット(相談料 無料)
内閣官房 孤独・孤立対策担当室が作成したページでは、チャットボットに必要事項を記入し、窓口を案内してくれる仕組みがつくられました。どの地域でもうまいぐあいに窓口が出てくるわけではないようですが、18歳以下はためしてみるとよいかもしれません。
オススメ団体
アフターケア事業の全国ネットワーク「えんじゅ」(https://enjunet.org/)
児童養護施設や里親経験のある人はこちらを頼ってもいいかも。そういう経験のある人たちの「その後」の支援をしています。
仕事を探したり、考えたりするのを相談したいとき

働きたいと思っているが、何からはじめたらいいのかわからない。

働く前に、どこかで仕事の体験をしてみたい。

将来、どう生きていけばいいかわからなくなってきた。
そんなあなたに!

地域若者サポートステーションへ
概ね30代、場所によっては40代までの仕事に関する相談を受け付けているところです。仕事の体験、相談、仕事だけではなくて進学などの進路の相談などなど、若者の相談を受け付けています。各都道府県に一つ以上あります。
ジョブカフェへ
若者の仕事についての相談ににったり、職業紹介をしてくれたり、職業体験ができたりします。厚生労働省が全国のジョブカフェのリストを作成しています。
ハローワーク
職業紹介をしてくれたり、職業訓練に関する相談にのってくれたりします。年齢問わず誰でもの窓口です。ちなみに、失業したときの失業等給付の受け取り手続きもハローワークでやります。
生活困窮者自立支援制度自立支援相談窓口
生活が苦しくなったときに相談できる窓口です。おもに経済的な面での困りごとを扱い、就労支援を紹介してくれたり、一時的な家賃給付をしてくれる場合があります。
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オススメ団体
ハローワーク(相談料 無料)
職業紹介をしてくれたり、職業訓練に関する相談にのってくれたりします。年齢問わず誰でもの窓口です。ちなみに、失業したときの失業等給付の受け取り手続きもハローワークでやります。
オススメ団体
生活困窮者自立支援制度自立支援相談窓口(相談料 無料)
生活が苦しくなったときに相談できる窓口です。おもに経済的な面での困りごとを扱い、就労支援を紹介してくれたり、一時的な家賃給付をしてくれる場合があります。
仕事が過酷だったり、
不安定だったりするのを相談したいとき 

すごくたくさん仕事をさせられている。

残業しているのに、会社から残業代を支払ってもらえない。

給料が支払われない、有給がもらえない。

いきなりクビになりました。
そんなあなたに!

労働基準監督署へ
労働基準に外れる労働上の相談にのってくれますが、あんまり動いてくれるところも多くないので、ダメだったらさっさと次のところに相談しましょう。
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労働組合(合同労組、ユニオン)へ
仕事をしている人が個人で加入できる労働組合で、企業との交渉を手助けしてくれるでしょう。また、労働相談にのっているところも多いです。
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家がない、帰りたくない、住む場所に困っているとき

家族と住んでいたくない、帰りたくない。

家がない。
そんなあなたに!

生活保護を検討
シェルターなど一時的に泊まれるところはありますが、生活保護制度をつかって食費も含めて生活費用を得ることもできます。
シェルター事業
安心して寝るところがない人のための施設として「ホームレス緊急一時宿泊施設」というところがあります。通称、シェルター。各地域にあり、寝る場がない人が一時的に宿泊できる施設です。ただし、若者や女性は全体的に少なめ。
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子どもシェルター
家が安心できる場にならず、これまで住んできた家族との家を出てきた子どものための避難場所があります。だいたいは10代の人が利用できる場所です。たくさんあるわけではないので、「子どもシェルター全国ネットワーク会議」のリストを確認して、近くにあれば相談してみるのもよいかも。
自立援助ホーム
これまで住んできた家族との家が安心できず、そこにいられない若者の住む場を提供するところです。基本的には15歳から20歳まで(状況によって22歳まで)の人が利用できます。各県に一か所くらいはあります。「全国自立援助ホーム協議会」のリストを確認して、近くにあれば相談してみるのもよいかも。
DVシェルター
パートナーからの暴力
でも、結婚している人を基本的な対象としているので、彼氏・彼女からの暴力だと難しい顔をされるかも。
住宅確保給付金
離職などによって住居を失ったり、失いそうなときに、就労にむけた活動をすることを条件に、一定期間、家賃相当額を支給する仕組みです。
学校に行きたくない 

学校に行きたくない。

学校に行こうと思っても、身体がうまく動かない。
そんなあなたに!

学校に行きたくなかったら、まずは学校に行くのは義務じゃないことを覚えておいてください。辛いなら行かなくていいんです。
それで不安になったり、誰かと喋りたくなったりしたら、学校じゃない選択肢もあります。家で勉強したいならホームエデュケーションもあります。
チャイルドライン
18歳までの子どものための相談先です。かかえている思いを誰かに話すことで、少しでも楽になるよう、電話やチャットでの相談を受け付けています。(https://childline.or.jp/)
教育委員会・児童相談所
おもに学齢期の人を対象にした行政の相談機関です。教育委員会は学校に在籍しているうえでの困りごと、児童相談所は虐待だけでなく不登校や障害、非行などの相談を受け付けています。
とにかく生活するお金がないとき

とにかく生活費がない!

借金が積み重なっていく…
そんなあなたに!

福祉事務所 生活保護窓口
「とにかく生活費がない」という状況になったときには、最低限の生活費を保障する制度である「生活保護」を活用しましょう。 生活保護には、さまざまな誤解や偏見がありますが、貯金や収入が一定額を下回る場合 (地域によりますが、だいたい一人暮らしで10万円程度)には、足りない分を公的に保障してもらうというのが原則であり、働きながらであっても生活保護は受けられます。申請先は、市や区の福祉事務所ですが、担当職員によ ってはなかなか受理してもらえない場合もありますので、「法テラス」や各種支援団体に相談してから手続きに向かう(場合によっては同行をお願いする)のが確実です。
また、若い人の場合、家族が支援できないのかと相談員が家族に連絡をとる場合も多いので、家族に連絡されたくない人は頼れないことを主張するために、以下のシートを準備しておくとよいかもしれません。
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法テラス(日本司法支援センター)
法テラスでは、借金や離婚、仕事などのお困りごとについて、解決するための法制度や適切な相談窓口を無料で紹介しています。また、経済的に余裕がない方には、無料の法律相談を案内しています。
法テラス(日本司法支援センター):https://www.houterasu.or.jp/
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LGBTQ+ 

女として周りに接せられるけど、自分はそうじゃない…

同性が好きだと知られたら、すごくいじめられた。
そんなあなたに!

民間団体の相談へ
専用の行政相談窓口はまだまだ少ないのが現状です。とはいえ、民間団体が相談窓口をつくっていたりするので、そちらへ相談したり、同じような人たちと話す場などに参加したりすることができます。
認定NPO法人虹色ダイバーシティが「LGBTQ電話相談リスト」を整理しているのでこちらを確認してみてください(https://nijiirodiversity.jp/513/)。また、よりそいホットラインの専門相談に「セクシュアルマイノリティ専門ライン(0120-279-338でガイダンスが流れたら「4」を押す)」があるので、こちらに電話相談することもできます。
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そのほか恋愛もろもろ

恋人からの暴力がつらい…でも、好きなんです!

ストーカーにあっています。
そんなあなたに!

婦人相談所、女性相談センターへ
公的な相談窓口で、女性の相談全般に対応します。パートナーからの暴言・暴力の相談にのる機関として認識されることも多いですが、それだけでなく家族からの暴力や関係上の悩み、生活の困窮などの相談を受け付けています。各都道府県に一つはあります。
また、ストーカーなどの相談も受け付けているので、困っている人は一度こちらへ相談してみてもいいかもしれません。
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男性専門相談へ
暴力被害などについては女性を基本的な対象としているところが多いのですが、男性専門の相談をおこなっているところもあります。多くはありませんが、「ホワイトリボンキャンペーン・ジャパン」相談先リストがあるので確認してみてください(https://wrcj.jp/counterformen/)。
ローカル編! 
東京
「若ぽた」は、東京都にあるさまざまな領域の相談支援機関が網羅的に掲載されているサイトで、「相談したい内容」「利用対象地域」「キーワード」などで検索・絞り込みができます。
(https://www.wakapota.metro.tokyo.lg.jp/)
東京・大阪・札幌・福岡・熊本
認定NPO 法人ビッグイシュー基金が発行する「路上脱出・生活SOSガイド」が便利です。
(https://bigissue.or.jp/action/guide/)
岐阜県
Lalaの部屋という事業で若者の相談先をリスト化しています。岐阜の人はこちらを確認するとよいかもしれません(https://peraichi.com/landing_pages/view/lalanoheya)。
岐阜じゃなくても活用できるものもあるので、岐阜県の方じゃなくても参考になります。
同じような状況にある人たちの話をきく
同じような状況にある人たちと話すことで気持ちが楽になったり、大切な情報を知ることができたりします。同じような状況にある人、経験を持つ人たちで構成される会として「当事者会(グループ)」「自助会(グループ)」「ピアサポートグループ」などと呼ばれる活動があります。
ここでは、いくつかの取り組みを紹介します。網羅的にリストをつくることはできませんが、何かの役に立てばうれしいです。興味があればアクセスしてみてください。
家族の対応がしんどい
(ヤングケアラー、若者ケアラー)
家族への経済的、あるいは身体的、精神的なサポートを担っている若者の会がいくつかあります。(ヤングケアラーについてはこちら)
オススメ団体
日本ケアラー連盟「ヤングケアラーピアサポートグループ」リンク照会
https://youngcarerpj.jimdofree.com/ピアサポートグループ/
いろはのなかまたち@京都
http://ys-kyoto.org/service/youngcarer-gathering/
ふうせんの会@大阪
https://peraichi.com/landing_pages/view/balloonyc/
横浜ヤングケアラーヘルプネット
社会的養護のもとで育った
親が子育てが難しい状況にあり、児童養護施設や里親などの「社会的養護」のもとで育った人たちの会もあります。
オススメ団体
社会的養護当事者団体 白ひげ
一般社団法人ひ・まわり
https://hi-mawari.org/index.php/intro/
なごやかサポートみらい
http://www.nagoyakamirai.com/movement/
NPO法人日向ぼっこ
ひきこもっている 
ひきこもっている人たちの当事者会も盛んです。「何か月のあいだ自室に閉じこもっていた」というような厳密な経験を参加条件にしているわけでもないので、外に出ずらい、生きづらいというような状況であり、「ひきこもり」ということに少なからず親近感がある人であれば参加できることが多いです。 (ひきこもりについては、こちら)
オススメ団体
学校に所属しているけれど、
通学していない/いなかった(不登校)
学校に行っていなかった/いない人たち、いわゆる「不登校」と呼ばれる状況にある人たち同士の活動も盛んです。
オススメサイト
恋愛や自分の性のことで
マイノリティの立場にある(LGBTQ+) 
オススメ団体
一般社団法人にじーず
奨学金などの若者用助成金
教育課程における給付
あしなが育英会奨学金
遺児や親に障がいのある家庭の子どもの学業を支えるための奨学金です。貸与+給付の一体型で、貸与部分は20年以内に無利子返済となっています。
https://www.ashinaga.org/scholarship/for-applicants/
社会的養護出身の子どもたちが受けられる奨学金制度一覧〜市町村の制度〜
自治体ごとにつくられている社会的養護出身の人たちが使える奨学金制度をまとめているサイトです。
https://gyakutainet.org/
生活における給付
職業訓練
職業につくための訓練を受け、世帯全体の所得や自分の収入などの一定の条件を満たせば、一時的に給付金を得ることができます。ハローワークで申し込みを行います。
一定期間&労働時間の雇用経験がある人
⇒雇用保険の求職者給付 失業手当・通所手当・受講手当
それ以外の人
⇒職業訓練受講給付金 職業訓練受講手当・通所手当